ステップアップノート30の使い方

ステップアップノート30は河合塾の参考書で、古典文法の基本について理解したらトレーニング用として使う参考書。姉妹編もあるようなので、違いと使い方をまとめておく。

ステップアップノート30古典文法

基礎ドリルとトレーニングの2種類がある。

  • 基礎ドリル→古典文法の最初の勉強用
  • レーニン→ある程度慣れてからの応用問題用

基礎→トレーニングとスムーズにステップアップできるよう難易度調整されている。両方やってもいいが、まず基礎ドリルの中身を完璧にすること。

簡単な比較

表にして2冊の違いを比較してみます。

シリーズ 基礎ドリル レーニン
Link ステップアップノート30古典文法基礎ドリル 3訂版 (河合塾シリーズ) ステップアップノート30古典文法トレーニング (河合塾シリーズ)
構成 説明+問題 ほぼ問題
難易度 易しい 標準的
目標時間 2週間で3周 3週間で3周

目標時間はちょっと厳しめ。理系センター志望、古文が苦手な人が少ない時間ならこれくらいを目安に…という基準です。時間の取れるタイミングで一気に片付けてしまうのがおすすめの方法。

使い方

他の記事でも何度も書いているが、基礎ドリルもトレーニングも3周繰り返すこと。ドリルなので問題を何度も使わないともったいないし効果がでないだろう。1周目で間違えた問題にチェックを入れておき、2周目でチェックを入れた問題のみ復習する。3周目では再度すべての問題を解く。

ある程度進んだら、間違えた問題をぱらぱら見て自分が間違えやすい問題の傾向を知る。もし、特定のジャンルの問題(たとえば助動詞の接続など)でよく間違えるようだったら、そこを重点的に復習する。基礎ドリルの説明部分を見返すか、マドンナ古文や富井の古典文法を理論書として使っている人は該当する説明箇所を熟読。

活用表は、多少面倒ではあっても書いておぼえるのが◎。書かないと忘れるし、28個の助動詞を見分けるためには、表を書いて覚えないとかえって辛い。

ドリルを完成させることを主眼に使っていくといいです。基礎ドリルとトレーニングの両方をマスターできれば、かなりの大学で古典文法の問題に通用すると思います。