化学I・II標準問題精講
難関大志望者は過去問をやる前にこれをやる。
問題数は絞ってあるけど、その分1問が重く、解説もしっかりしている。
赤本をやる前に、標準問題から一歩先の演習を積むならこの本が最適。
- 作者: 鎌田真彰
- 出版社/メーカー: 旺文社
- 発売日: 2005/06/01
- メディア: 単行本
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赤本を読んで、特によく出る範囲は繰り返しやる。
分からなければ、精講がヒントになっているから、それを元に解く。
演習が目的だから、ある程度解けるまで粘って考えてみる。
特に、理論化学の分野は難関大における「標準的な問題」が詰まっている。
(駿台の理系標準問題集でいうところの、B問題の**ばかりが詳しい解説付きで収録されている)
理論は良問を何度も解くのが一番効果的。
有機化学は、この問題集だと量が足りないから、駿台の有機化学演習を使って量を補おう。
この問題集の理論の分野が問題なく解けるようになれば、難関大の化学の頭の使い方というのが分かってくる。
重要問題集だけじゃ手に負えないような重い問題を出す大学の志望者は仕上げにこれで思考力を補強しよう。
演習問題も、余裕があればやるように(あんまり問題数もないし)
また、センターが終わったあとに総まとめと、ハイレベルな問題への勘を取り戻すためにやってもいい。
全部の分野で70題しかなく、よく出題される分野に絞ってやればもっと少なくて済む。
重要問題集などで、標準的な問題がしっかり解けるようになったら、取り組む。
流石に、かなり基礎的な部分の解説は端折っているから、基本的な問題が解けて、知識面にもあまり穴がない状態で挑まないと、あまり効果が期待できない。