英熟語の覚え方

英単語ばかりやっていると、英熟語のことを忘れがちだが、熟語があいまいで失敗するケースもある。英単語と並行して英熟語を学習していくのがベストだと思う。おすすめの参考書と、勉強法について書いてみたいと思います。

英熟語の覚え方

例文を覚えてしまう。これがまず一番効率がいい。英単語帳に比べて英熟語の参考書は例文を載せていないものもあるため、気がつくと例文なしに覚えてしまっているのだが、これはもったいない。熟語であっても文脈で使われるという点は単語と変わらないのだ。その熟語がどういう文章で使われやすいのかを知っておいたほうが覚えやすい。したがって、例文そのものを覚えるようにするのがいい。

参考:英単語のアウトライン(方法論)
上の記事で書いたように、暗記ではなく視覚的に覚える方法を使う。

前置詞の勉強も一緒にやる

英熟語には前置詞がよく付属している。

belong to〜
get rid of 〜
break away〜

3つ例を挙げてみる。どれも受験でよく出てくる熟語だ。覚えるコツは、それぞれ前置詞のもつ意味を理解すること。

たとえば、toは矢印や、何かを指し示していることを意味する。

belong toはbelongが従うという意味、toが方向というニュアンスを持っている。つまり「〜の方向に従う」という意味になり、「〜によると」という訳し方になる。

ofなら「部分」という意味で、get rid of 〜とは「〜な部分を取り除く」というニュアンスになる。break away ならawayが離れるという意味だからそのまま「逃げる」になる。ただし「どこから?」という情報が抜けているので、たいていbreak away from 〜という形で使われる。fromは「元の場所、スタート地点」という意味だ。

前置詞についてはForestあたりで勉強しておくといい。それぞれが意味を持っているので、たとえばoverやaboveは似ているがどう違うのか、などそれぞれの違いを比較しながら勉強していくようにする。

熟語を単語に置き換える

これが一番覚えやすい方法だ。自分はどんな長さの熟語でも単語に置き換えるようにしていた。やっているうちに驚くほど覚えるスピードが上がるので、身につけておくべき習慣だ。

  • get rid of A Aを取り除く→remove(取り除く)
  • To tell the truth 実を言うと→truly(実は)

ただし同じと思われる意味でも、使われ方が違ったり微妙にニュアンスが異なったりもする。あくまで類義語としてつなげているだけだ。類義語は頭のなかでどんどんつなげていくといい。これは英作文の対策にもなる。

まとめ

◯英熟語も英単語と並行して学習する
◯例文が必要
◯前置詞を理解しておく
◯単語に置き換える癖をつける

参考:英熟語のおすすめ参考書