受験とiPadその1

受験指導をしていてiPadを使うこともある。自分で作ったまとめノートをスキャンしてiPadに持ち歩いているのだ。

まだ電子辞書のiPad版などが無い(少なくともまだ存在を知らない)ので、今後、古典辞書や和英英和辞書のiPad版が出てくると指導側の指導スタイルが変わっていくかもしれない。といっても、いかに分かりやすく、生徒のやる気が出るような教え方をするか、という本質において変化があるわけではないけれども。

ちなみに、OCRといって、自分が手書きで書いた文字をスキャンの際に文字として読み取らせることができる。手書きのノートの内容を、コピーしてブログに貼り付けることもできるわけだ。

この機能に期待してまとめノートのスキャンをしたんだけど、自分の字がスキャン向きじゃないのか、それとも精度がまだ高くないのか、まだちゃんとスキャンできていなくて残念。

「I wish I were a bird.」と手書きで書いたら、I(アイ)が小文字のl(エル)になっていたり、wishのshがsnになっていたり、など。これは自分で修正する必要がある。でも修正するぐらいなら、わざわざスキャンする必要もないな、と。

自分が受験時代に作ったノートをスキャンして配布したり、一部を空欄にして演習問題として再利用しようというのが狙いだったんだけど、まだまだ厳しそうだ。

iPad自体は参考書の電子版が充実してきたら、受験生にとっても選択肢のひとつになるかもしれない。タブレットの利点はたくさんの重い紙の本を、重さを変えずに統合できることだ。iPadはまだまだ受験生に使われていないけれど、使いやすさは他のタブレット端末と比較するまでもなく素晴らしいので、こういう利用の仕方は広がってほしいと願う。