赤本の使い方1:夏休みに赤本を解く

夏ごろにはある程度志望校が浮かんでいると思う。まったく志望が決まってなくて良いが、もし決まっているなら、夏に一度過去問を解いてみるといい。

赤本

赤本の、一番新しい年度を夏休みに解いてみる。これにより、志望校の大体のレベルと自分の実力とのギャップを知ることができる。もし夏の時点で解いてみて全然ダメだとしても、これから穴を埋めていけばいい。むしろ、この時点で何が足りないのかをはっきり自覚することが重要だ。夏の時点では1割も解けていなくても全然構わない。

使い方

夏休みの赤本の使い方として、時間を測り、時間内で解いてみること。全然解けなくて途中放棄したくなる場合もある。その場合は「まだ基礎段階なんだからこれで当然」と開き直りつつ、全受験教科をとりあえずやってみる。

終わったら、答え合わせをして、正解率を出す。正解率は、
正解した問題の数/全問題数
という風に計算する。たとえば国語の問題が15問あって、そのうち5問正解だったとしたら、5÷15=0.333...%となるので、正解率は33%となる。

この正解率を、大学ごとの合格最低点を調べておいて比較する。予備校などで大学学部別の合格最低点などを掲載した冊子を配っていると思うので、調べてみるといいだろう。早慶上智なら多くは60〜70%くらいだ。この合格最低点の率をどうやったらクリアできるか、これから戦略を立てていくことになる。

ちなみに、赤本はコピーして使うのが基本だ。時間があれば、何度も解くほうがいいからである。

過去問の入手の仕方

難関大なら代ゼミ河合塾のサイトに行けば過去問を見ることができる。また、多くの大学は大学の公式サイトにて過去問を掲載している。

載せていない場合はオープンキャンパスや資料請求によって入手することもできる。大きな大学でなければ、ある程度こうした情報収集が必要になるので、夏の時点で過去問が入手可能か調べておくのもいいだろう。