ゴロゴとマドンナ/ゴロで覚えるべきか

ゴロゴという語呂で覚えるのとマドンナ古文単語では、どちらがオススメか。

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板野 博行

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古文単語における語呂

最初に言うと語呂で古文単語を覚えるのはオススメしない。効率も悪い。

語呂で覚えると、「一語句につき一意味」で覚えてしまうので、応用が効かないのが理由だ。語句の意味は文脈によって揺れるもので、はっきりとした「意味」ではなく「ニュアンス」を理解しているほうが、文脈上での理解をしやすいのである。

そういった意味で古文単語は語呂を使わず「語源」を理解したほうがいい。マドンナ古文単語がまさしくそういった参考書であるので、そちらを使うことを強く進めたい。

参考:古文単語の使い方

古文単語にCDは必要か

英語のように発音があって、発音記号やアクセントが設問になる場合、CDがあるほうがいい。センターにもリスニングが出るから尚更だ。しかし古文の場合は発音を問われることもないし、まして自分で声に出して読める日本語だ。

自分は上の参考記事にもあったように、200語も古文単語を覚えていない。英語6000語に比べてはるかに少なかった。そのかわりマドンナ古文単語を使ってどの単語もしっかり語源を覚えるようにしていた。古文は英語に比べて配点も低いから、こうした部分で勉強時間を圧縮することも大事だと思う。

古文の勉強法としてはCDは必ずしも必要ないだろう。だから、CDがなくてもマドンナ推しだ。そのかわり、自分で何度も音読することによって古文の音の響きを体に叩き込むようにするといい。単語は語源を覚えて、古文読解とともに何度も音読していく。もともと日本語なのだから、英語よりもはるかに音読しやすいはずだ。