現代文キーワードの学習法

キーワード(現代文の用語)を覚えたほうが読解の頻出テーマに強くなるから、余裕があれば一緒に勉強していったほうがいいと思う。ただし、やり方を間違えるとヤル気がなくなる鬼門なので注意が必要。

読解と並行して勉強する

用語集の参考書だけでも20冊近く出ているが、もともと理解力がある人でないと、用語集だけで理解するのは難しいと思う。パラドックスとか、具体ー抽象など、普段使わない言葉が多く、その場で理解できても忘れてしまうだろう。

あくまで「パラドックスとはこういうものだ」というのを端的に示した読解問題と一緒に理解するべき。端的な例があると、長期記憶として覚えやすいからだ。だから本ブログでは用語集単体での勉強よりも、読解問題での用語学習を薦めたい。

どうやって読解と一緒に学習するか

1.読解問題を解いて、解説を読み、そこに挙げられているキーワードを覚える。参考書を読むだけでもいいけれど、取りこぼしが出てくるはずだからノートにまとめておくといいと思う。ノートには、そのキーワードの定義、それから用例を自分で書きだしてみる。例を挙げて書ければ分かっている証拠だ。

2.ノートにまとめたら、一週間くらい日をあけてから該当ページを読み返す。おすすめの復習方法はその用語だけをみて、その場でどんな意味なのかを頭に思い返してみることだ。自問自答できなければ、また用語の定義や用例を見る。それの繰り返しだ。

用語は英単語よりも数が少ないし、せいぜい100個くらいの単語に理解を深めておくだけで、現代文の頻出テーマを読む力がかなり変わってくる。キーワードをパッと見て、その文章がどういうテーマで展開されるか大体予想がつくようになるのだ。

現代文の学習がある程度進んだ人は、偏差値底上げのテクニックの一つとして、用語を学習してみよう。