参考書を何周もするためにどう勉強したらいいか

参考書は基本3周がこのブログのポリシー。買うなら3周はしないともったいないから!というのもありますが、もちろん効果的な学習は常に繰り返しから生まれるからでもあります。

では、参考書を何周も使い、「使い切る」にはどう勉強すればいいか?

一周ごとに課題を見つけるように使う

何周も、漫然とやるのは面白くない。どんな学習であれ楽しいと感じることが大事。

もちろん得意になるまで楽しいとなかなか感じることは出来ない。しかし、ひとつおすすめのやり方がある。それは「課題」を見つけるということ。

たとえば参考書を解いてみたときに、一周目で「ここが出来なかった」「ここは出来た」のどちらかに分別できると思う。出来たところは自分を褒める。褒めて達成感を味わうのだ。これは自己暗示だが、自分をアスリートだと思って自己暗示もテクニックだと思い込んでしまえばいい。

出来なかったところは、次に同じ問題を解くまでの課題である。この、一周目を解いた時点での「未完成さ」が大事なのだ。一回目で完璧にできた(と思ってしまった)ら、絶対に次にその問題を解こうとは思わないからだ。

したがって、間違えた部分に関しては、シビアに考えること。自分は、間違えたところはすべて漏らさず×マークをつけておいて、「次に解いたときは絶対に間違えないようにする」と思ってその部分をしっかり復習するようにした。

問題を解く
→間違える
→×マークをつけ、解説などを納得いくまで理解する
→日を置いて復習。出来るかどうか確かめる

このサイクルで重要なのが×マークをつけて解説を読む段階だ。課題が残っているからこそ、次にまたやろうと思うからである。

常に課題を見つける意識をつける

一回解いた問題で間違えた部分にチェックを入れておく手法は、受験の基礎ともいえる。ただし一回の復習で全部をマスターできるわけではない。何度も間違えてしまうところもある。それは仕方ないこと。

何度も間違える部分は、自分の苦手な部分だから、それをマスターすれば自分の苦手がまたひとつ減ると思うこと。そうすれば、何回目かに克服できるはず。

勉強していてダレてきたと思ったら、自分の課題点を見つけ出すようにすること。常にどこかに課題が散在しているものだからだ。