一学期の参考書の使い方
5月下旬ですね。ゴールデンウィークも終わり、これから夏に向けて少しずつペースを作っていく時期。この時期の受験勉強の目標は、だらけずに、ペースを落とさないことだ。
一学期は基礎を身につけるために、自分に合った参考書選びをしていると思う。そこでのNGはどんなものがあるだろうか?
最初は目移りしないこと
特に高卒生にとって重要な点でもあるが、ひとつのジャンルに対して参考書を増やしすぎないようにするのが大事だ。
ジャンル、というのは科目ではなく、英文法の理論書、とか、有機化学の問題集、とかそういったレベルのことだ。たとえば漢字練習用の参考書なら一冊で十分だが、まずこの時期に二冊買うということはないだろう。
次に、英単語帳ならどうか。このブログでは併用するパターンについても書いているが、まだ基礎がついていないのなら、シス単なり速読英単語の必修編なり、ひとつに絞ったほうがいい。基礎を身につけるには、焦点を絞ったほうがいいからだ。
参考書の使い方の極意をいってしまえば、参考書から得られる効果的な学習法を自分のなかに取り込むことを目的として使うべきである、ということ。参考書ひとつひとつが、それぞれのスタイルをもっている。スタイルというのは、知識を身につける方法論のことだ。野球でいえば投手の投球フォームのようなもの。上から投げる人もいれば、下から投げる人もいる。
自分の攻め方、勉強の仕方、ボールの投げ方が固まってくるまでは、ひとまずは一つの参考書に絞るほうがいい。絞って、そのなかに書かれているスタイルを漏らさず習得していくのだ。8割がた習得できたと思ったら、次に進む。
一学期は基礎習得期間であることは何度も強調したい。
そのうえで、もし自分の受験する科目のなかで基礎がまだまだだなと思う科目があったなら、その部分は少なくともひとつの参考書に絞って進めていくこと。
夏までに基礎をぴったり固めていくつもりでいこう。