センター現代文2(解く順番は?)

センター国語は現現古漢と、大問が4つあり、すべてを80分で終わらせないといけない。どの順番で解くか?というのはひとつのポイントになると思う。

時間配分

時間配分の目標を立てて対策しよう。最初は評論20分、小説25分、古文20分、漢文15分くらい。小説はやっぱり難しいし、普段評論ばかり解いていて小説の演習量は少ないというのもあるからだ。これだと80分ぴったりなので、もっと時間短縮できる設問があるといい。古文20分を15分に短縮出来ればベストだろうか。

1.漢文から解く

これは自分の意見。漢文から解いてみるべき、と生徒に指導している。自分の現役時代は、センター国語は192点だった。漢文で間違えたんだけど、最後に苦手な漢文だったのが集中力が切れた原因かもしれない。

漢文は15分あれば解ける。知識も古文に比べて少なく、本文がそこまで長くないからだ。それに、解答時間が問題によって一番ブレにくいのも漢文だ。センターは年度によって解きにくい難問も出て、現代文が難問の場合かなり解答時間が増えてしまう。まず何より時間配分ができるかどうかが勝負の分かれ目なので、時間のブレにくい漢文からやるのがいい。

ただ、私大文系のセンター受験だと漢文古文は必要なく、現代文100点のみの場合もあるとおもう。成城とか成蹊とかは、確かセンター出願の時は現代文のみだったはず(本試の10倍くらいの高競争率なのだけど)。現代文のみの場合は評論と小説、解きやすいと思うほうから解けばいいと思う。

2.得意不得意で決める

センター過去問を何年かやってみて、得意なものから先に解く、という方法もある。これも時間配分がブレにくい。不得意なものからやると、得意な設問が後回しになるが、もし不得意な設問で時間がかかりすぎた際に、得意だったはずの設問の時間がなくなって解答が雑になる可能性がある。そうなると得意だった意味がない。したがって、得意なものは確実に取りにいくのがいい、というのがこの意見の根拠だ。もちろん、不得意な設問がないのがいいけど…。

3.評論と小説どちらから順番に解くか

どちらから解いても大差はないと思う。得意不得意で選べばいい。センター対策が万全でない人は小説の選択肢に多分面食らってしまうだろうから、そういう人は評、古、漢、小、という順番だと全体の得点が落ちにくいだろう。いずれにしても、全体でバランスよく得点を取れたほうが良い点を取れるのだから、得意なものを犠牲にしないような解き方を心がけること。

おまけ:注釈の存在

本文の後に「注:」という表記があるが、評論は読み流してOK。それ以外は頭に入れる程度に先に読んでおく。ヒントになる可能性があるからだ。評論の場合はあまりヒントになった記憶がないので、さらっと目を流すか、内容によっては読み飛ばしてしまって構わない。注釈に関してはヒントになるけれど、メモ書きしたりして時間を浪費する必要はない。