古文は単語と文法で8割が決まる!

タイトルの通り、古文学習では単語と文法が8割を占めるのだ。単語を少なくとも150語覚え、文法を助動詞あたりまでマスターすると、ほとんどの読解問題はすらすら解けるようになる。単語と文法さえつかんでしまえば、あとは日本語なのである。理系センター受験の人も古文初学者も、まずはじめに単語と文法を身につけるところから始めたい。

単語の覚え方

マドンナとゴロゴが人気を二分している。自分はマドンナ派で、語源から覚えることで忘れない覚え方を実践していた。ゴロゴは多義語に対応しにくい……と思っていたが、マドンナと同じくらい効率はいいし、確かにゴロゴだけで実績を出している人もいるとのこと。マドンナとゴロゴを比べてみて、自分に合ったほうを使うのがいいだろう。

覚え方としては、ゴロで覚えるか語源で覚えるかのどちらかだが、英単語同様、読解の中で出てきたらきちんと訳して、その単語が他にどんな意味を持っていたかを確認する。わからなければ単語帳へ戻る。という読解併用型学習がいいだろう。

参考:
古文単語の覚え方
ゴロゴとマドンナ

150語覚えればかなり読めるようになる

600語とかそれくらい載っている単語帳もあり、ちょっと多い……と思う人は150語を最初の目標にすればいい。自分は150語以上は覚えていない。それ以降は読解で出てきた単語のみ復習をきちんとやった。これだけで、早稲田の古文はすべて満点だった。まず600語あっても、そのうち重要な単語を覚えてしまうのがいい。

古典文法は助動詞までを一気に終わらせる

このブログでは「古典に時間をかけすぎるな」がポリシー。英語に1000時間かけるなら、古典は200時間くらいだろう。センターでは英語200点でも古文は50点にしかならないし、私大文系でも古文は国語の一部にしか過ぎない。配点の高い他の科目を重点的にやるのが基本で、古典は短期マスターが好ましい。だからといって読解はすぐにはできるようにはならないから、読解の助けになる文法を一気に終わらせるのがいいのだ。

古典文法のうち、特に読解をしやすくなるのは動詞・形容詞・形容動詞の用言3つ、それと助動詞。敬語や助詞は読解のなかでも覚えていったほうが覚えやすいし、活用のある用言に比べればはるかに楽だ。

独学者としては、「富井の古典文法をはじめからていねいに」で理論を、河合塾ステップアップノート30で文法練習をして、1ヶ月くらいで助動詞までを終わらせる。何周も何周もやるのがいい。活用表は覚えるのに多少時間はかかるが、ノートに表を作って書きまくる、音読することですぐに終えられる。とにかくここだけは古文の得点アップに不可欠なので、きちんとやりきろう。

ペース的には夏までに助動詞までをマスターする

夏休みの終わりまでに助動詞を完璧にしていれば順調だろう。もちろんその後も読解などで文法のトレーニングをすることになるが、基礎期間としては夏あたりまでを目標に定めるといい。

参考書で迷ったらこの記事に挙げた本を参考に。自分は上のセットでマスターできたから、あとはそれらをやりきれるかどうか。