世界史・年号をどれだけ覚えるか

世界史の年号、たぶん十分だと言える量は600くらいだろう。ただしどれだけ覚えるべきという明確な基準はない。

通史やテーマ史をまとめながら自然に覚えるようにするのがいい。自然に、というのは何もせずにということではなくて、ある程度意識的に赤ペンなどで年号をチェックしつつ、あくまで歴史的事件や出来事のおまけ的に覚えていくということ。

まず教科書の重要な事件などから年号を押さえていけばいい。ノートに書くときには年号を見出し代わりにして、年号を追っていくだけで通史をザッと見渡せるような作りにするといいかも。それか、年号だけ四角で囲っておく。これは復習の時にやってもいい。

世界史の面倒な点は、同じ年号で別地域の出来事があったりするところ。パーニーパットの戦いの年、モハーチの戦いがあって……的な。予備校の授業で同年の事件を教えてくれるならいいが、自分でいちいち調べるのは非常に面倒。山川の元祖 世界史の年代暗記法あたりで基軸の年号と事件の概要をさらっていくのがいいかなあ。

個人的には、事件それぞれの名前に好感を持つようにすると、年号も覚えやすかった気がする。カールの戴冠とか見たら、戴冠って字、面白いなー。って感じで眺めているうちに年号を目に焼き付けるという。暗記に走ると辛くなるだけなので、好きになって自然に覚えるように自分を改良していくといいですよ。