夏期講習、冬期講習の受け方

予備校では、7〜8月に夏期講習が、12月〜1月に冬期講習があった。それぞれかなりブラッシュアップに効果があったので、どんな風に勉強をしたのか記しておこうと思う。

夏期講習

何を受講するかでかなり迷った。受講しようと思えばたくさん講座を入れられるし、たくさん受けすぎると消化不良になると思った。

実際毎日講座に出ているだけで、消化不良気味になった。普段の授業は予習復習をしてようやくいっぱいいっぱいだったので、毎日やることが多すぎると逆に効果が出にくい。夏期講習の時点ではまだ個人の弱点が残っていると思うので、弱点を補うことを念頭に講座を取っていくべきだと思う。

英語に関していえば、この時点で英文法がダメダメだったので、英文法の集中講座を取った。二学期以降の英文法は、一学期で学習した内容の発展編であったり、よりマニアックな慣用表現だったりを扱うので、夏の時点で復習をしておくのがかなり効果的だと思った。一緒に講座に出ていた友人は「仮定法」だけを勉強する一日講座を取っていたけど、仮定法はよく考えると時制や完了形などを一緒にマスターすることができるので、自分も取っておけばよかったと後悔した。

夏はとにかく時間がたくさんあるので、英単語なんかはかなり稼げる。夏までに参考書を800語くらい進めていたとしたら、その800語をすべて総ざらいしつつ、次の500語くらいまで何とか手が伸ばせそうな感じ。もっとも自分は幅広くやりすぎたせいで、単語ひとつひとつの知識が薄くなってしまったので、やっぱりある程度絞って学習するのが大事だと思う。

夏は長文読解などはほとんどやらなかった。そのぶん、単語と文法に時間をかけて、あとは別の科目に時間を割いていた。

冬期講習

冬期講習はセンター試験を受ける人にとってはセンター対策の最後の総仕上げであり、私大受験者にとってもこれまでの総まとめをする重要な講習。

夏に比べて時間もあまりないのと、二学期の内容の復習にも追われるのとで、講座を受けるなら本当に絞ったほうがいい。志望校が明確にあるのであれば、志望校別講座をいくつか取って、復習兼対策をしていく。

冬期講習でいいなと思った方法は、演習をしながら周囲の受講者と問題の解き方を共有しあったこと。周りがどういう解き方をしているのかを聞きながら、効率の良い対策をすることができた。予備校では、わりとぼっちだったのだけど、幸い友人がかなりリア充・・・社交的な人間だったので、周りの人と意見を交わしたりできた。浪人生で全国模試の成績がかなり上位の人がいて、その人の対策法はかなり参考になった。

いわく、午前中に志望校過去問や講習を受けて、自分の課題点を見つける。午後はその日の課題を、その日のうちに克服していくという方法。いままで、午前と午後の時間の使い方をそこまで意識していなかったので、参考にしてみたらかなり良かった。

センター対策はなるべく多くの年度をやってみるべきだが、得点が伸びなかったり弱点が見つかったりしたら、そこを埋めるのを優先してやったほうがいい。そのほうが得点が上がりやすかった。

>過去問のやりかた