英語長文問題精講の使い方
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難易度
偏差値60〜。おそらく、MARCHクラスはある程度射程に入っている程度。めちゃくちゃ難しいというわけではないが、難関大志望の方におすすめ。自分は二学期になってからじゃないと、なかなか理解できなかった。
使い方
◎制限時間を決めて読む。
問題数も多く英文も難解だが、辞書を引かずに読めないというのであれば、もっと簡単な読解参考書から入ったほうがいい。
◎制限時間は最初は30分くらいがおすすめ。それより長くするとダレてしまい、60問もあるこの本を何周もするというのは難しい。
◎すべて出来る必要はない。30分でどこまで出来るか、何が分からなかったかを意識しながら使う。
読解スピードを上げたいなら、全文読め
傍線前後だけを読む方法もあるが、自分は全文読みながら解くことで読解スピードがかなり身についたので、出来れば全文読みながらのほうが良いと思う。
集中力が続かないという人は、コピーして書き込みしながら読んでいくと集中力が持続すると思う。AndやThoughなどの接続語を四角で囲ったり、thisやthatのような指示語の示す内容を聞かれたときは、矢印で文章同士を結んだりといった感じ。
紙質がやわらかくてコピーしやすいので、コピーして何度も解くことを目標にする。2回目、3回目でようやくまともに解けるぐらいでいい。
5題、10題ごとに解答を振り返ってみる
問題数が多いので、その利点は大いに活用すべき。この参考書を買おうと思っている人はたぶん、長文読解の場数を踏みたいと考えているはず。
自分は、10題解き終えたところで、どんな設問でよく間違っていたのかをパラパラとめくりながら確かめてみた。前置詞を選ぶ問題でよく間違っていたので、前置詞の文法箇所を復習しよう、という対策の立て方ができた。実際の入試に即した問題作りになっているので、あらかじめ設問形式の得意不得意を同時に知ることができる。
ただし、10題とか5題とか、きりのいいところまで行ってしまうと、満足して手に取らなくなってしまいそうになる。満足感を得てしまうというか。。。
その手の話はどの参考書でもいえることなので、そう思ってしまったら気持ちを切り替えればいいと思う。「きついけど、60題を3周するのを目標にしよう!」といった感じで。
自分は二学期の12月までかかって、なんとか2周終えたけれど、2周やった時点でかなり読むスピードが上昇した。大体15分くらいでこのレベルの長文が読める。
参考:全訳について
全訳はかなり明確に、直訳という形をとっていて、他の読解の参考書とくらべると、明らかに文章が固い。
しかしよく考えると、意訳よりもはるかに役に立つことがわかる。この直訳を見ながら、解説をしっかり読み解くことを念頭にこの本が作られているからだ。ちなみに、この全訳を使って、日本語訳の練習のきっかけにしてもいい。全訳をうまく日本語に変える練習をするだけで、和訳対策のスタート代わりになる。
まとめ
・制限時間つき(30分など)で取り組む
・全文読むようにする
・辞書などは使わない
・10題ごと程度に誤答の傾向を振り返る
・何周もやるのを目標に!