上智大学の現代文対策

早稲田や慶応と同じく、上智の国語も読解力の土台が不可欠。英語にくらべて国語はそこまで難しくないが、かけられる時間がかなり短いので、スピーディに解答が必要。ほとんどの学部学科はマーク式が中心だから、マーク式の解き方を押さえておくべし。

マーク式の解き方

上智の現代文で多い設問のパターン。

1.〜の意味or説明として適切なものを選べ。
2.〜の理由として適切なものを(略)
3.本文の趣旨に合致するものを(略)

1は、下線部の意味or説明として適切な選択肢を選ぶ問題。要するに、下線部の言い換えになっている選択肢を選べという問題。下線部のある段落からヒントが拾えることが多い。
2は、理由を問う問題。下線部の段落か、その前の段落あたりにヒントを探す。
3は、趣旨合致問題。大体6〜8個選択肢があり、その中から2つ選ぶパターン。たとえばa〜hと8つ選択肢があった場合、a〜dから1つ、e〜hから1つという風に選ぶことがほとんど。

時間配分

試験時間60分で、大問数が3つなので、そのうち現代文の大問にかけられる時間は20分。早稲田の30分にくらべるとかなり短い。この手のパターンだと、段落ごとに読み進めていき、下線部があったらすぐに設問を解き進めるという方法がベスト。いったん文章をすべて読むパターンだと、量が多いので各下線部の文脈を忘れやすい。段落ごとに読むのがいい。

ただし最後に3の趣旨合致問題がある場合、試験開始時にこの問題を見て本文がどういう内容がありそうなのか見ておくといい。あくまで趣旨合致問題なので間違った選択肢もあるため、各選択肢の内容は鵜呑みにせず、どんな話題が行われるのかを掴むために読む。

学部学科の問題の違い

ほとんどの学部学科でマーク選択方式。読解力をつけつつ、上にあげたパターン練習をする。明治やセンターが近い設問のスタイルなので、一緒に対策するといい。

学科によっては記述もあるので、それは別個に対策を。

上智大学(神学部・文学部・総合人間科学部・法学部・外国語学部) (2011年版 大学入試シリーズ)上智大学(神学部・文学部・総合人間科学部・法学部・外国語学部) (2011年版 大学入試シリーズ)
教学社編集部

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