ビジュアル英文解釈の使い方
初歩にはオススメですよ。
かなり古い本だが、いまだに売れ続けている英文解釈の本。自分が受験時代には触れなかったが、個別指導などでよく使うことのある参考書なので使い方をまとめておきたい。
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時間があるなら全訳をする
これは苦手な人向けだけど、英語が苦手な人なら全訳をするのがおすすめ。全訳をするのは、各項の解説をより理解するためである。さらっと読むよりは、全訳をやってみてから解説を読んだほうが、解説を真剣に読めるのと、頭に残りやすい。
英文解釈系の参考書を他の記事で紹介しているけれど、ビジュアル英文解釈は文章の内容が面白い。自動車が普及し始めた頃の話とか、ウィンストン・チャーチルのエピソードなど、世界史やってる人にはぜひとも読んでほしい長文だ。
英語がめちゃくちゃ苦手というわけでもなければ、全訳はせずに読んでみてもいい。ただし解説の部分は何度も読むほうがいい。英文解釈をするときの思考プロセスが丁寧に書かれているので、一段一段登るように理解を深められる。
Part1、Part2の違い
量が多いので分冊になっているため、Part1から始めて2に進む感じ。苦手意識を取り除きたいならPart1だけグルグル周回してもいいと思う。
どういうペースで使用するか
ペース的には1日につき読解を2問。これを毎日やる。ちょっと大変かもしれないが、独学で英文解釈の基礎をつけるには最適だし、英語なのだから毎日触れるくらいじゃないと苦手克服にはならない。1日1問ずつでもいいが、どうしてもペースが遅くなると最後までやり終えるのにテンポが悪い。1問1時間と決めて1日2時間英文解釈の勉強をする感じだ。
忙しくて時間が取れない人は1日1問+復習、というスタイルでもok。とにかく英文解釈が苦手な人は簡単なレベルのものをたくさんスピーディにやってるうちに克服できると思うので、ぜひ試してみてほしい。
あ、あとこの本は最低2周はやろう。一周ずつ解説を精読しまくる感じでもいいけど、量が多くて達成感がわきにくいから、それならハイペースに何回もやるスタイルのほうが楽しいと思うので。
「英文解釈の技術」との比較
内容的には「入門英文解釈の技術70」に近いが、ビジュ英のほうが親しみやすく、使っていてストレスはない。どちらを選んでもいいが、強いて推すなら自分は「英文解釈の技術」のほう。
なぜかというと、CDが付いているから。CD付きの参考書としてはかなり使いやすいし、繰り返し学習に向く内容だったので。「ビジュ英」派には申し訳ないけれど、英文解釈の技術シリーズのCD、かなりいいですよ。
こちらの記事も参考にどうぞ。
英文解釈の技術100・使い方とシリーズの違い