効率よく勉強するために(勉強法ガイド)

英語の勉強法は他の日の日記に記しているが、全教科全般にわたって基礎になる勉強法についてメモ。

基本は復習

どの教科も自分が特に気をつかったのが「復習」だった。効率のよい勉強法というのはどこの参考書やブログを見ても載っているが、共通しているのは「繰り返し学習」の効果の高さだ。自分は現役合格で私大難関をパスすることができた。運が良かったのもあるとは思うが、誰よりも復習を徹底的にやった、ということだけは自慢できる。どういう方法で実力をつkていったのか、まとめてみたい。

復習のやりかた(理論)

復習は勉強の基礎になる。まず、予備校で授業を受けたとする。そこで得た知識は復習しないと、すぐに忘れてしまう。人間の頭は、大事ではないと判断したことを、忘れるように出来ているからだ。復習することによって、その内容を「大事なこと」として頭に刻みこむことができる。つまり、脳に「大事な情報」をインプットするために、復習をする、というふうに考えたらいい。

復習の具体的方法

でも、やり方を考えて取り組まないと、復習するのが面倒になり、結局やらなくなってしまうと思う。
具体的に継続できた方法としては、

1.授業を受けた日に30分程度見直し
2.授業を受けた1週間後に再度問題演習などをやってみる
3.授業を受けた1ヶ月後に再度問題演習などをやってみる

これを、しつこくやった。最初はルーティーンなので結構面倒だったが、ここで逃げたらどうにもならないと思い、覚悟を決めてこれを二学期11月まで継続した。理論的には正しいと証明されている方法らしい。忘れそうな頃に思い出すことによって、きちんと定着するのだそうだ。その忘れそうなタイミングこそが、上にあげた周期である。


1回目の復習のやり方

30分程度見直し。これは、授業で赤線を引いたところに目を通す、というのがほとんどだった。問題を再度解いたりはしなかった。そうすると時間がかかってしまい、予備校から帰ってきた後に何時間もかかり、疲れて嫌になってしまう。なので30分制限。

赤線を引いたところは、目でじっと見て、目にやきつけるようにした。視覚的暗記というか。忘れそうだなー、というところはメモ用落書きノートを用意しておいて、さらさら書いてみた。あとでその落書きノートを見ると、「忘れそうだなリスト」が出来ていたので、模試のときにすごく役に立った。一度だけ隣の人にのぞき見されてはずかしい思いをしたこともあったけどw

2回目の復習のやり方

1週間後といっても、火曜日の授業を受けた1週間後だから火曜日、という風にそこまで厳密にはやらなかった。ただ、次の授業を受けるとその内容が頭に入ってきてしまうので、こんな風にした。

◎今週の火曜日:授業を受ける
◎次週の月曜日:先週の授業を復習
◎次週の火曜日:授業を受ける

だから実際には1週間後ではなくて6日後。これで、授業ごとの内容を混同してしまわずに済んだ。三教科同時並行でも、それなりに覚える量が多いと混同してしまうので、なるべくこれを守るようにした。ちなみに、この復習も1時間程度しかかけなかった。理由は1回目と同じ。テンポが重要だ。

3回目の復習

1ヶ月後、それまでの復習でちゃんと知識が定着したかどうかをチェック。問題を実際に解いてみたりもする。

最初の授業で20個、熟語を習ったとして、この復習時点で覚えているのは、平均して12,3個くらいだった。残りの7,8個は忘れてしまっていた。でも、この時点で6割覚えていられたということなのだから、長い目で見ればすごく効率が良いと思う。結局、効率の良い勉強法とはこういうことだ。3回目までの復習で、その単元にかけた復習の時間は3時間足らず。単元が12月までで例えば30個ある教科だとしたら、3時間*30個=90時間で6割をマスターできたことになる。

それ以上やる場合

それでも忘れている知識があるので、やっぱり復習を繰り返す。3回目までよりも時間をかけず、ぱぱっと覚えてしまう。覚えにくそうな(自分と相性が悪そうな)知識だったら、ノートに書いて無理やりにでも覚える。覚えやすそうな知識なら、暗唱したりして覚える。

復習のポイントは適度なタイミングで、かいつまんだようにやることだ。この方法を習得することが受験の第一目標だといっていいと思う。

復習の効果

勉強法の基礎として書いてきたが、英語の場合、どれだけ効果があったか。

<英語>
模試(5月)偏差値:54
模試(9月)偏差値:61
模試(11月)偏差値:67

やたら伸びていてびっくりした。授業の予習復習と、このブログで紹介している参考書をひたすら繰り返しているだけでこれだけ伸びたからだ。もちろん、教わっていた先生が自分に合うタイプだったこともあると思う。しかし、それ以上に勉強の仕方が自分なりにつかめた気がして、他の人にアドバイスできるくらい自信がついた。単純に偏差値で競うわけではないが、自分のやり方に自信がもてた、というのがすごく良かったのだと思う。

まとめ

1.復習は適度なタイミングで繰り返す
2.1ヶ月後、6割覚えているくらいで及第点
3.時間をかけず、かいつまんでいくようにする

説明がすごく下手なので、わかりにくいところがあったらコメントください。

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