勉強法の基礎

そろそろ過去問に手を出そう

9月も終わり、夏休みの総整理や補強もできたところで、次に何をやろうかと思案している受験生は多いと思う。「次に何をやろう」と悩んでいる人は、この時期に一度過去問を解いてみよう。 青本が出ているような大学なら、青本。東京大学〈理科〉前期日程 2014…

この本で大丈夫ですか?

これはこういう仕事をしていて、よくある質問のひとつ。 大抵の場合の答えは決まっていて「うん。まずはやってみ」となる。 大抵は大丈夫。 とんでもなくマイナーな参考書持ってきて、これはどうなんだっていうのがたまにあるのと、到達点と自分の今のレベル…

得意を伸ばすか、苦手を潰すか

これは受験生にとって永遠のテーマかもしれない。 というより、大学に入り、更に大学院に入ってからもこれは現状として付きまとう問題。 他人の勉強を見ていても、自分の勉強をしていても痛感するけど、これは結論としては後者が優先。 あくまでも自分の感覚…

センター明けにやるべきこと

センター試験が終わり、いよいよ私立の一般試験や、国立の二次試験に向けて動き出すときが来た。 そこで、センターが終わったあとの一ヶ月弱でやるべきことをまとめてみる。 第一志望の過去問を解く 当たり前だけど、もちろんこれは外せない。 できなかった…

滑り止めの赤本をやるべきか

結論から言うと、本命の赤本を一旦放置してでもやるべき。 たとえ、自分は第一志望が東大で「早慶なんて余裕」と思っていても、それはただの志望校でしかなく、東大生ではない。 たしかに、東大生の中には赤本なんて一切やらずに早慶の問題は余裕で解けるし…

文房具は受験生の商売道具

受験生にとって、参考書以上に大切なものがある。 それは、文房具だ。参考書は日によって使わないものもあるけど、シャーペンや消しゴムは使わない日はない。 なので受験生からすると、必須アイテムといってもいい。とはいえ、小学校に入学して、高校3年生な…

苦手科目・苦手単元の潰し方

苦手科目や、苦手な単元というのは、勉強をしていく上でどうしても出てきてしまう。 しかし、苦手なものを苦手にしたまま、できないものをできないままにしておいては、通常の場合入試には受からない。 知り合いに、英語と化学が苦手で3割程度しか取れなかっ…

スモールステップ学習のススメ

自分が教えるときにも、よく言っていることなんだけど、途中でだれないための勉強法。 (このブログのコラム記事は大体そうなんだけど) これを読んでいる人に問いたい。一度に大量の問題を解こうとしたり、一度に大量のものを覚えようとしていないだろうか…

受験生の睡眠

この記事を書く理由は、最近塾で教えていて、授業中に寝る生徒がよくいるから。 それも、明らかにやる気のない生徒ではなく、やる気はある生徒が授業中に耐え切れずに寝てしまう。 気になってちゃんと寝てるのかと聞くと、「ちゃんと寝ました」と言うのだけ…

物理と数学

物理が苦手な高校生は多いように思う。自分も高校生の頃はとても苦手だった。 逆に、浪人生は得意な人が少し多いのではないだろうか。これにはもちろん理由がある。高校の物理に、高校の数学が追いついてないからだ。というのも、大学で物理を学べばわかるの…

理系科目は暗記か

よく議論される、理系科目(特に、物理と数学)は暗記か、否かということについての見解を説明しながら、理系科目全般における勉強法について議論する。 理系科目には理系科目特有の勉強の仕方があり、それさえ身に着けてしまえば、「数学なんてできるわけが…

予備校に通うということ

予備校は、活用次第では、合格への何よりも強い武器になる。高いお金を払って通わせていただくのだから、予備校を徹底的に使いたい。 大半の受験生が活用する予備校。その中でも活用できた人と、そうでない人と、分かれるようだ。そこで、どうすれば予備校を…

浪人の心得

二年間の浪人生活を振り返って、浪人生活をうまくいかせるコツを書いていく。 (失敗談を踏まえながら) 浪人してる人はぜひ参考にしてほしい。 浪人に一番必要なものは 学力もそうだが、一番大事なのは精神だ。第一志望に落ち、来年こそは絶対受かると誓っ…

模試を受けるメリット

大学受験で大事なのは、常に自分の実力を把握しておくことだ。普段勉強していても、それがどれだけ自分の力になっているか分からない。模試を受けることで客観的に実力が把握できるので、1ヶ月半くらいに1度は受けてみよう。 どこの模試を受ける? 河合塾、…

夏休みの学習計画ポイント(高1生)

高1夏休みって基本遊ぶものでしょ…と思ったけど、よくよく思い出したら夏休みは一学期の復習やってたなあ……と思ったので、一応高1夏休みの学習計画についても書いてみる。 1学期の復習 夏休みのワークとか出てたら、時間を決めてやってみる。毎日この時間に…

夏休みの学習計画ポイント(高2生)

入試に向けて意識作りをする 何かを始めるとき、目標がなければ持続するのは難しい。親から言われて勉強するのが長続きしないのは自分の目標がセットできていないから。受験は自分の自己実現のためのステップだし、勉強が目的であるかのような説法は不要だ。…

夏休みの学習計画ポイント(高3生)

計画的に夏休みを過ごせればかなり実力が伸びるが、計画の立て方で迷う人もいるだろう。 実力を把握して目標を立てる 計画を立てるにあたって「現時点での自分の実力」が把握できているのが前提になる。計画というのは、目標を達成するためのステップのこと…

字の綺麗さよりも見やすさを意識する

仮に一日6時間勉強をするとしたら、だいたい2〜3000字くらい書くことになる。もちろん人によって教科によってあるいは勉強内容によって変動するだろうけど、これほど多くの字を書く期間は今後の人生でそうそうない。受験は時間との勝負なので、字の書き方も…

時間配分-時間がかかる問題は飛ばす

試験は一定の時間内で解かなくてはならない。当たり前だが、たまに難しい問題が出てきたときにその問題で時間をかけすぎてしまい、最後まで辿りつけないことがある。ある程度勉強が進んだ人は試験のテクニックも身につけていこう。時間配分のやり方のひとつ…

繰り返し学習を続ける方法

受験というのは、知識をただ集めるだけじゃなくて、知識習得を通して「理解の仕方」や「記憶の仕方」を覚えていくプロセスだと思っている。「受験で勉強したことが何の役に立つの?」と生徒に聞かれたときは、「受験で得たノウハウが他の場面で通用するんだ…

成績が伸びないときの勉強法の再考

漢文や漢字など、勉強すればすぐに成果が出るものもあれば、英語のようになかなかすぐには結果が現れないものもある。正しい勉強法を続けていればどこかで急激に効果が出るものだから、間違っていないと思うのであればその方法を続けていくほうがいい。逆に…

論述の際に気をつけるべき「PREP」

PREPというのは、論理的な文章のテクニックの一つだが、小論文対策の基礎力をつけるなら知っておいてほしい。なぜなら、この方法が論述力を高めるのに最も適しているからだ。どんな方法かは詳しく説明するが、たとえば外資系コンサルタントとして活躍する人…

土日の勉強法

平日に比べて学校やアルバイトがない分、土日はメリハリがつけやすい。 1.授業の復習の消化 自分は土日に何を勉強したかというと、平日の復習。まずノルマとして課していた授業の復習3周分(翌日・1週間後・1ヶ月後の頻度でやる復習)の消化。ちょっとでも遅…

受験で受かるノートの作り方その3(古文)

古典など、読解の解釈があるもの。これは、全訳というより品詞分解が大事なので、品詞分解をやるためにノートを取るようにしてほしい。

受験で受かるノートの作り方その2

授業の板書ではなく、自宅学習でノートを作るときの方法を書いてみる。授業の板書とは目的がはっきり異なるから、違いを意識しながら取り組んでみるのがいいと思う。

受験で受かるノートの作り方その1

受験生にとってノートの取り方はいつでも気になる問題だろう。ノートが綺麗なら合格するわけではないが、伸びる方法というのも確かにある。具体的な方法と、成績が伸びるノートの取り方、そうでない取り方をまとめてみる。

長文読解の全訳はやらなくてもいい!

長文読解をやるときに「全訳を書く」必要はなし。予習のときは特に必要ない。

授業の復習と基礎トレーニングを両立する

予備校の授業はあくまで「傾向に対する対策」をする場であり、それ以外に基礎トレーニングを毎日やったほうが力がつく。基礎トレーニングというのは漢字、英単語、古文単語などの語彙系。英語でいえば英作文や構文を覚える、というのがそれにあたる。予備校…

優先順位をつけて勉強する

塾講師をやっていると「やることが多すぎて受験勉強が手につかない」という相談をよく受ける。それはやることが多すぎるのではなくて「やることの順番付け」が出来ていないのだ。優先順位をつけることが仕事でも求められるので、受験勉強で実践して身につけ…

読書は受験勉強に必要か

自分は大学に入ってから本をたくさん読むようになった。高校時代読まなかったのは、本の読み方がわからなかったのと、本を読むより携帯やゲームのほうが楽しかったから。受験で読書をすべきなのかどうかについて検討してみる。