センター明けにやるべきこと

センター試験が終わり、いよいよ私立の一般試験や、国立の二次試験に向けて動き出すときが来た。
そこで、センターが終わったあとの一ヶ月弱でやるべきことをまとめてみる。

第一志望の過去問を解く

当たり前だけど、もちろんこれは外せない。
できなかった問題は、なぜできなかったかをしっかり分析すること。
さらに、自分が弱いと思った箇所については、必要なところまで戻り、確実に埋めていく。
特に東大など、足切りのある大学や、センターの配点が高い大学を志望していて、センターの結果が振るわずにやむを得ず志望校を変更する人は、今月中に載っている過去問を全て解く。
東大から東工大などに鞍替えするときでも、問題の毛色が違うから、必ず確認する。
対策は早いうちから練っておこう。

滑り止めの過去問を解く

別の記事でも一度書いたけど、これもやっておくこと。
大学が違えば、偏差値上は第一志望より下でも、よく出る分野は違ってくる。
滑り止めだからといって、あんまり舐めてかかると、滑り止めが滑り止まらないということもよくある。
傾向を早めに掴んで、足りないなら、やった参考書に戻って確認する。

参考記事:滑り止めの赤本をやるべきか

今までやった問題集・参考書の復習

特に、第一志望のレベルに近いような本は、必ずもう一度やる。
やってみると、案外穴が見つかるもの。
予備校にかよっている人は、テキストの問題を何度も復習する。
予備校のテキストは、変な問題は入っていないし、教育的な問題が多いし、解説も先生がよっぽどハズレの先生でなければ参考書よりわかりやすい。
自分のノートを見ながら、何度も解く。

これは、下にある総まとめ系の問題集をやるより、優先する。

総まとめ系の問題集をやる

傾向に偏りがない、時間に余裕がある、という人は一冊でハイレベルなおさらいができる良問で少数精鋭の問題集をやってもいい。
(あんまり厚いものは、消化不良になるから、おすすめしない)
また、よく出る分野をのみを抽出して、補強するという使い方をしてもいい。
難関大用で、おさらいに向く本はこちら

理系数学 入試の核心 難関大編 難関大突破のための厳選問題60

理系数学 入試の核心 難関大編 難関大突破のための厳選問題60

難関大を受ける人の最後の総ざらい。
ハイレベルな良問で、最後のチェックをしよう。
(ちなみにこのシリーズは物理もある)

化学なら、もうやってる人もいると思うけど、定番の標準問題精講。

化学I・II標準問題精講

化学I・II標準問題精講

この時期にやるべきは「良問で少数精鋭の問題」
この時期から物理の難系とか化学の100選とか、数学のハイ理を焦って手を出してはいけない。
それなら、今までやったことの復習をして、過去問演習をする。

今から新しいものに手を出すのは消化不良にもなりがちだから、自分の出来と残された時間をよく考えて決める。

体調管理はしっかり

ここからの一ヶ月は、一日一日の過ごし方が入試の結果を左右する。
体調管理はしっかり行なって、本番に最高の状態で受けられるように配慮する。
これは、風邪をひかないようにすることもあるけど、精神状態も含まれる。
入試本番に、モチベーションや集中力のピークが来るように、うまく調整することが大切。

最後に必要なのは、根性と気合

ずっと前時代的な精神論で押し通すのは馬鹿げているけど、最後の一ヶ月くらいは根性論で押し切ってしまおう。
結局、最後のものをいうのは、追い込まれてから、どれだけ頑張れるかだから、最高に追い込まれたこの一ヶ月は、もう根性で勉強するしかない。
泣きながらでも、机にかじりつくしかない。センターの後の一ヶ月は、そういう一ヶ月。
3月にどんな結果になったとしても後悔することのないように、思い切り打ち込もう。