授業の復習と基礎トレーニングを両立する
予備校の授業はあくまで「傾向に対する対策」をする場であり、それ以外に基礎トレーニングを毎日やったほうが力がつく。
基礎トレーニングというのは漢字、英単語、古文単語などの語彙系。英語でいえば英作文や構文を覚える、というのがそれにあたる。
予備校ではこうした英単語を覚える授業はやらないし、長文読解はあっても構文を100個覚える個別の授業もない。あるとすれば英単語道場みたいなカリキュラム外のものか、夏期講習などだろう。
普段はどう基礎トレーニングすればいいか。独学で勉強する人にも活用できるよう紹介してみたい。
毎日のタスク
毎日、というより週5〜6日ペースでやってほしいこと。
・英単語
・英語の構文暗記
・漢字
英単語
英単語は特に時間がかかる英語学習の基礎の基礎だから、一番時間をかけてやるほうがいい。自分は、休日に予備校に行くときは、朝の電車で読む、予備校の自習室に入って2度目を読む。昼休みが終わったら再度読む。午後の暇な時間にスペル練習をしたりする。家に帰って読む。という風に一日に4〜5回のペースで何回も同じ範囲をながめて覚えた。一日に何度も見ることで覚えるのだ。
構文暗記
構文暗記は、夕方以降の授業開始前に1時間かけてやるようにした。1800から授業で、1700~1800頃は眠気も飛んで一番集中しやすい時間帯だったため。この時間帯に眠いときは明らかに寝不足だったので自習室でちょっと昼寝した(怒られることもあるが)。
構文の覚え方は、範囲を決めて、読む→書くだった。100文が掲載された参考書なら15個ずつ毎日繰り返す。15個をまず読んで、何度か口パクで読んでみて、覚えたら書いてみる。書けなかったら、また頭の中で読んで、書く。一文5回くらい書くようにした。
構文を覚えると長文を読むときに「たしかこう読むんだよな」という風になって読解スピードが上がるようになる。構文を覚えるときは単調作業になりやすく、惰性でやっても頭に入らないので1時間と毎日時間を制限して集中力を保つようにした。また、惰性にならないよう意識するようにした。
漢字
漢字はチェックをつけていく方法だ。別の記事でも書いたが、覚えていないものにチェックを入れ、チェックをいれたものを覚えて、また再度すべてをやり直す、というサイクルだ。