優先順位をつけて勉強する

塾講師をやっていると「やることが多すぎて受験勉強が手につかない」という相談をよく受ける。それはやることが多すぎるのではなくて「やることの順番付け」が出来ていないのだ。優先順位をつけることが仕事でも求められるので、受験勉強で実践して身につけていくべきだ。

優先順位のつけかた

まず、その日にやるべきこと(=タスク)を書きだす。学校の小テストの勉強、バイト、部活、予備校……その日にやるべきことはなんでも書きだすようにする。別に食事とかはいらない。

・テスト勉強
・バイト
・予備校の復習

書きだしてみたら、どれから片付けていくかを検討する。ここで大事なのは、何を先に片付けるべきか、だ。だいたいやりたいことからやってしまうのだが、そうした場合「やりたくないこと」が最後に残り、やりたくなくてサボってしまう。

先に片付けるべきことは「後々面倒になると思われること」。自分の場合は、予備校の復習だった。復習がたまると、次の授業でまたわからなくなってしまうので、極力復習はその日のうちにやるようにしていた。時間が余ったら次にテスト勉強など。推薦入試を受けるつもりはなかったため、学校のテストは留年にさえならなければいい程度に適当にやっていた。それでも現役合格で大学に行けるのだから、適当でいい。推薦狙いの人の場合は逆で、優先順位がテスト勉強になるだろう。いずれにしても優先順位を明確にこなしていれば、追われて困ることはない。

バイト、部活など

結構時間が取られる。バイトは毎週同じ曜日にシフトを入れるようにしていた。サイクルが一定のほうが、体のリズムを作りやすいからだ。浪人生だったら、朝起きる習慣をつけるほうがいいと思う。自分は夜型だったのでなんともいえないけれど、夜3時に寝て朝9時半にかならず起きるようにしていた。不健康かもしれないが自分なりのサイクルだったし、午後起きるという人よりも効率よく勉強できた気がする。

部活は夏ごろまであるとなかなか勉強できなくなると思うので、部活の人と空いた時間に勉強するクセをつけるといいと思う。友達がやっていたのは、部活の後30分時間を取ってマックで勉強する、というものだった。短い時間で、協力して暗記をやったりするのは楽しくできるし続けやすいので、実践してみるといいかもしれない。

まとめ

◯やるべきことを書きだす(タスクの整理)
◯どれからやるか優先順位をつけ、先にやるべきことから片付ける