大学受験の漢字対策
入試で漢字をきちんと勉強している人は少ないが、やれば必ず得点になるので対策して差をつけたほうがいい。自分は参考書ひとつだけやったが、読解で出てきた漢字もきちんと復習して解くようにした。漢字の対策法について簡単に書いておこう。
参考書をひとつ仕上げるところから
入試での漢字対策は、参考書をひとつに絞って対策すればいいだろう。何冊もやるよりは、一冊完璧に仕上げて、あとは文章を読むなり過去問の漢字を書けるようにするなりしていったほうが時間短縮にもなるからだ。シリーズ刊行されている参考書で、シリーズ通してやったほうが良さそうな場合は、シリーズ通して仕上げるのがいいと思う。
河合塾の「入試漢字マスター1800+」
- 作者: 川野一幸,晴山亨,立川芳雄
- 出版社/メーカー: 河合出版
- 発売日: 2011/12/10
- メディア: 単行本
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◎漢字ひとつひとつに意味が書かれていて、語彙力強化に役立つ
◎赤シート付きなので、読み対策や復習用として便利
ちょっともったいないところとしては、
△やや的中率が低め
△四字熟語やセンター対策が収録されているが、志望校次第では不要
といったところ。ただし、実際1900語近い内容で、最初の1200題の書き取りは、かなりよくまとまっていると思う。短期間でも使えるボリューム。書きだけ一気にやろうとしたら、1ヶ月くらいを目安にやってみるといい。
金の漢字 最強編
- 作者: 出口汪
- 出版社/メーカー: 水王舎
- 発売日: 2010/03/01
- メディア: 単行本
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◎漢字ごとの意味つき
◎レイアウトがすごく見やすい
◎レベル別にシリーズ化されていて、使い分け可能
何気に20冊くらい漢字の参考書をチェックしているのだけど、最初にぱらぱらめくってみて、明らかに他の本よりも完成度が高いと思った。まず河合の入試漢字マスターと同じでひとつひとつ意味を載せていること。ボキャブラリー強化用として漢字の参考書を使うためには、この要素は絶対必須! でも、載ってない参考書もある。
それに、レイアウトが綺麗なので、見やすくていい。河合と比べてみると、こちらのほうが今風って感じだ。まあこのあたりは好みだと思う(Amazon上でも「なか見検索」ができるので、Amazon上の本の画像部分をクリックしてみるといい)。
姉妹編の「銀の漢字 必須編―大学入試」もあるので、一緒にやるのをおすすめ。この講師の漢字の参考書はもともとレベル別にシリーズになっていたのだが、今回は
銀→金
という感じでかなりシンプルになっていて、とても良かった。基礎からやりたい人は銀のほうで感覚をつかんでみるといい。
四字熟語対策
正直、どの参考書にも載っているけど、自分はやりませんでした。というより、書き取れるようにはしたけど、漢字の参考書でやるのがどうしても面倒だったので、国語便覧を毎日読んで身につける、という戦法を取った。たぶん、大学や学部によって四字熟語の出る出ないはハッキリ分かれると思うから、出なさそうな志望校なら四字熟語はすっぱり切ってしまっていいとおもう。
一般教養として身につけたい人は、国語便覧おすすめです。便覧こそが最強の国語参考書でもあるのだ。