長文読解のテクニックあれこれ

長文読解どうやったらもっと読めるようになるかな……と、常に意識している人もいるだろう。自分もあれこれ、色んなテクニックを試してみたので、それぞれどんな結果になったか書いてみたい。

接続語を四角で囲って読む

◎。接続語を日本語よりもはっきり書くことの多い英語では、接続語を意識的に拾うことで文脈を判断しやすくなった。書きこむ系のテクニックは、書きこむことで集中力を保持できるのも◎。接続語がわかったから問題が解けたというケースはさすがに無かったが、文脈把握はしやすくなった。なにより読み返すときに、見やすいのがいい。

段落の間に線を引く

◯。段落と段落の間に線を引いて、読みやすくする方法。2ページを超えるような長文のときは、全体がブロック分けされたように見えるので、構成を把握しやすくなった。ただし、小説など段落が変わりやすい長文だとあまり使いにくいし、線を引かなくてもブロックに見えるようになったので、直前期あたりで使わなくなった。

設問を先に読む

◯。受験本番ではどの教科も設問を先に読んだ。ただし1分くらいで流し読みする程度。設問だけ見ても内容が想像しにくいからだ。設問を先読みすることの意義は、本文の内容をとらえやすくすることだ。これは精読力をつける基礎期間には使わなくてもいい、直前期で覚えるテクニックだろう。

注釈を先に見る

△。長文には、本文のすぐ後に※1とか※2という風に、単語に注釈がつけられていることがある。外国の地名や人名などの固有名詞や、CTBTなどの専門的な単語につけられていることが多い。これを先に読んでおくことで本文の内容を想像しよう、というテクニックだが、その注釈がついた単語が本文で重要な単語とは限らないため、万能テクニックではなかった。

パラグラフ・リーディング

△。段落ごとに主張を見抜いて読む方法。一行目がポイントだから一行目を重点的に読め、という極論もあるけれど、「段落ごとに重要な内容があるかどうか確認する」癖が身についた。これによって、長文のどの辺りにクライマックスというか一番言いたいところがあるかを読み取るスピードが上がった。これは大きい。

ただし、基礎的な読解力を上げるテクニックではなかった。ある程度の精読とあわせて使う中級テクニックだろう。