上智対策の英単語参考書
上智大学の英語はかなり難しいので、英単語も参考書を選ばなくてはならない。自分の体験から、おすすめの参考書と対策法、勉強法を紹介してみる。
夏までに参考書を終える
上智と慶応が特にそうだが、語彙のレベルが特に高い。上智は標準レベルの英単語本にないハイレベルな専門語もよく登場するので(corpuscleなど)、上級レベルの参考書をやる必要がある。
時期としては、二学期である9月以降はガンガン読解を読んでいく。そのため、8月末までにある程度英単語の参考書を終えているといい。たとえば、速読英単語の上級編は終えることができれば上智対策にはかなり有効だ。難しい単語ばかりでなかなか覚えにくいのだが、これが習得できなければ、かなり苦労するというのが実感だ。
早稲田ならまだしも、上智はかなり英文のレベルが高い。ネイティブの洗練された美しい英文が出題されるため、英語がもとから得意な人にはフィーリングで読めたりするらしいが、自分のように1から受験勉強した人間にとってはそうもいかなかった。正攻法で、やはり語彙力を上げていくのが上策だろう。
というわけで、
夏までに単語をがんがん覚えて、秋以降長文読解を読みまくる
というのが正攻法だ。
上智対策に向く単語帳
有名どころだと、やはり速読英単語の上級編がいい。ひとつ下の必修編だと足りない。専門語は上級編に多く掲載されているからだ。上級編は、たしかに難しいが、長文読解もあるので、夏以降に上智対策を開始したい人には効率の良い学習ができる。長文とあわせて極めるつもりなら、
1.単語だけ一気に覚えて、長文をあとから読んでいく
2.長文を読み、そのあと単語を覚えていく
二通りの方法があるが、短期間でやるなら1をおすすめしたい。
DUO3.0
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しかしDUOにも弱点がある。
レベル別に単語が振り分けられているわけではない
という点。
標準レベルの単語をある程度習得していて、これから難単語を覚えていきたい人にとっては、ややタイムロスになる。一気に全部覚えられるならいいかもしれない。ただ、覚えた時点で上智の英文を読んでみて語彙が足りないと感じたら、上級レベルの単語帳を探すべき。
システム英単語(ver2)
シス単は上智には向かないかもしれない。正確に言えば、あくまで標準レベルを習得するのに向いている。Advance以降の難単語のところまでやればある程度対抗できるのだが、シス単自体は基礎〜標準にめっぽう強い単語帳である一方、難単語・専門語はやや掲載語数も少ない。まだこのレベルをマスターしていないなら使ってみてもいいが、速読上級編に進むなど、併用したほうがいいかもしれない。