「田村のやさしく語る現代文」で基礎を身につける

現代文の読解を基礎から身につけるのに最適な本書の使い方を紹介する。「入試現代文へのアクセス」の解説などがまだ理解できないという人は、先にこっちの本をやってほしい。

田村のやさしく語る現代文―代々木ゼミ方式田村のやさしく語る現代文―代々木ゼミ方式
田村 秀行

代々木ライブラリー
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こんな人におすすめ

・苦手意識あり。偏差値30〜50くらいで基礎から現代文を勉強したい
・接続語や指示語など、読解のポイントを理解しておきたい

読解の基礎を身につけるのに最適。解説がわかりやすく、誰でも読む価値がある。目標としては一週間で1〜2周

1.じっくり一読

まず、演習はないので、わかりやすい講義を聞くように読み進めていく。例題があるが、ポイントを理解するためのものなので、この時点で解けている必要はないと思う。ただし解いてみて間違えていたなら、解説に戻ってまたじっくり読むこと。接続語や指示語などが文章でどのように機能しているか、理解する。

2.一読したら演習を解いてみる

一読ができたら演習を。完全に解けている必要はない。ポイントの理解のためのもの。演習をやってみてこの本の言いたいことが理解できていると思ったら、十分だろう。もともと基礎のアウトラインをつかむための参考書なので、さくっと次の勉強に進めばいい。

この本の次のステップとして「入試現代文へのアクセス」がレベル的に最適だと思う。「出口のシステム現代文」などもあるが、シリーズ刊行数が多くてどれを選ぶか困ると思うので、出口のシリーズが自分に合うか判断できない人は「アクセス」をやってみてほしい。

期間は1週間

この本自体は次のステップのための大事な初歩を教えてくれる本であるので、一週間をだいたいの目標に置く。アクセスなどをやってみて接続語の理解がいまいち、といった課題が見つかったらこの本の解説に戻る。その意味では、併用していくといいかもしれない。

ボリューム的には簡潔でさくさく出来る分量。自信をつけるためなら、1週間で2周するくらい密度を高くしてみるのもいいとおもう。

まとめ

◎現代文読解の基礎をさくっと学べる
◎短期でクリアして「アクセス」などへ進む
◎時々復習用として使うこと

▼参考:入試現代文へのアクセス(後日更新)