古典の勉強日記その2

高2の冬期講習で動詞〜形容動詞あたりまで苦手意識克服したので、高2三学期でも古典を重点的に進めておくことにした。一度リズムがわかってしまうと、案外すぐにマスターできることに気がついた。いくつか、コツというか勉強の仕方をメモしておきたいと思う。

区別しにくいものは書いて区別する

古典苦手の典型例として「連用形と連体形の区別がつかない」とか「下一段活用と下二段活動の区別がつかない」といった初歩的な思い込みがある。だいたい、見分けのつかないものは、「見て区別するのが難しいだけ」だ。だったら書いて区別がつくようにすればいい。書いて見て、声に出してみる。

それでだめなら、たぶん単語の意味を理解することから始めたらいいと思う。

連用形……用言を後ろに連れている形=後ろに用言が来る
連体形……体言を後ろに連れている形=後ろに体言が来る

で、用言と体言が何かを調べて、それを覚える。言葉の由来は必ず存在するので、調べる癖をつける。古典単語も原義を調べるか、原義が載っている参考書(マドンナ古典単語がおすすめ)を読んで、由来(原義)を押さえることでかなり勉強しやすくなる。

※独学の場合、ネット上のサイトも参考に。
超基礎古典文法

古典文法は短期間で仕上げたほうが効率がいい

高3春の時点で、予備校などの授業が始まるので、それまでに助動詞の活用表に手が出せていたらベスト。形容動詞あたりまでマスターできていればいいと思う。

短期間でやるべき理由は主に2つある。

ひとつは、あまり量がなく、一気に差をつけられる科目であること。頑張れば三ヶ月で基礎〜助動詞まで出来る。実は古文読解は古典文法の知識がどれだけあるかで読みやすさが変わってくる。試しに読解を見てみればわかるが、読解といってもほとんどが文法的知識を照らし合わせて読んでいくものだということがわかる。ということは、古典文法を早い時期にマスターするほど、古文読解の効率が上がるということ。そういう意味でも、一気に攻めていくのがいい。

もう一つの理由として、古典だけに時間をかけていられないということ。古典はどんなに頑張っても国語のうちの一部分であり、配点は全体のごく一部に過ぎない。

センター試験の配点を例にとると、
英語筆記:200点
英語リスニング:50点
現代文:100点
古文:50点
漢文:50点

英語と国語であわせて450点のうち、古文は50点。古文を満点にするよりも、英語を50点上げるほうが簡単だというのが一般的な意見。

そう考えると、古典自体は毎週だらだらとやっていくよりも、短期集中型で仕上げておいたほうが良いということ。自分は古典文法を一気にやっておいたので、あとは予備校の授業だけでなんとか乗り切ることができた。社会や英語は覚えることが多かったので、古典でリードした分はかなり有利に働いたと思う。

目標は数ヶ月マスター

古典文法の一定目標は助動詞をマスターし終えるまで。春から始めた人は8月末までに。夏から始めた人は11月末までに助動詞を終えるのを目標にしましょう。

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