有機化学演習
東大・京大を始めとして、難関大の有機化学は難問が多い。
複雑な有機化学が出る大学、または難関大志望者は是非やろう。
- 作者: 石川峻
- 出版社/メーカー: 駿台文庫
- 発売日: 2004/10
- メディア: 単行本
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有機化学の演習を積むなら、この本一択。
問題を有機化学に絞ってあるから、有機化学のほとんどの問題パターンを網羅してある。
特に、構造決定問題は多くの演習を積む必要があるから、この問題集で演習を積もう。
他に、こんなに有機化学の演習に特化した本を自分は知らない。
もちろん、問題演習なので、知識は既に頭に入っているのを前提としている。
知識が怪しい人は、知識固めの本をやって、標準演習を積んでからこの本に取り組むように。
問題演習をやっているときに、知識の穴を見つけたら、その都度補強を忘れないこと。
この本をやる人の目安は、この駿台の理系標準問題集や、数研の重要問題集がひと通り終わって、標準問題精講や新演習を見据えて……というくらいだろうか。
標準問題精講は、問題数が少ないので、有機の補強として使うのもいい。
どの難関大も有機の配点は高いので、この本で演習を積んで、有機をしっかりと得点源にしてしまおう。
何より、構造決定問題はハマればパズルのように解けるので、やってて面白い。
(※これは個人的な感想です)
有機さえ得点源にしてしまえば、あとは理論分野を征服して、化学はほとんど完成だ。